Theosophie 理性精神 感覚精神は、身体に対してそうであるように、思考・霊性とも相互作用をもつ。まず思考が感覚精神に仕える。人間は自分の感覚についての思考を構築する。このことを通して外界を解明する。火傷をした子供は、熟考した後に「火は燃える」という思考に辿り着く... Theosophie
Theosophie 意識精神 人は、思考を通して個々の生活から外へ連れ出される。彼は自分の精神を超えて伸び出る何かを獲得する。思考法則が世界の秩序と一致しているということは、彼にとっては疑う余地の無い事実である。この一致があるからこそ、彼は自分をその世界の住人であると... Theosophie
Theosophie 私 幼年期の成長過程において、外界に対して初めて「自分が独立した存在だ」と認識する瞬間がある。繊細な感覚を持つ人にとって、それは重要な経験である。詩人ジャン・パウルは自伝のなかで語っている。「今まで誰にも話したことが無かった、自意識の誕生に立... Theosophie
Theosophie 霊我 自我は精神の中で生きている。仮に「私」の最高の表現が意識精神に基づくものだとしても、この「私」はその輝きの放射で精神全体を満たし、その作用を精神を通して身体にも及ぼす。そして自我の中には霊性が生きている。霊性は自我の中で輝きを放つ。自我が... Theosophie
Theosophie 霊人 物質界の人間身体が個人毎に分けて構成されているように、霊性領域における霊基躰もそのように創られている。人間にとっての霊性領域は、物質界と同じように「内」と「外」がある。人間は物質環境から素材を受け取りそれを体内で消化するが、同様に霊性環境... Theosophie
Theosophie 生命霊基 この霊性外皮のなかで霊人は「生きる」。物質的身体が物質的生命力を通して構築されていることと同様に、霊人は霊基の生命力を通して構築される。エーテル体について語るように、霊人のエーテル霊基(Äthergeist)についても語らなければならない... Theosophie
Theosophie 人間の構成要素 人間全体を把握しようとするなら、これまでに述べられた構成要素全てを組み立てて考えなければならない。肉体は物質的な素材世界から構築される。結果、それは思考する自我に適合した構造となる。その身体は生命力に浸透され、それによってエーテル体または... Theosophie
Theosophie 七つの区分 この人間の区分と全く同様の、さらに簡素化した区分も導き出すことができる。人間の「私」は意識精神において閃くものではあるが、それは精神本性全体にも浸透している。この精神本性の各部分は、概して身体部分のように明確には分かれていない。それらは高... Theosophie
Theosophie 現在と永続性 肉体と霊性の中心に「精神」がある。肉体を通して精神に達する印象は、一時的なものに過ぎない。印象は、肉体がその感覚器官を外界の事物に対して開かなければ存在しない。バラが目の前にあり、私の眼がそれに対して開かれているとき、私はバラの色を知覚す... Theosophie
Theosophie 行為の刻印 しかしまた、精神が外界に対してひとたび行為という刻印を打ったならば、それもまた永続性を帯びることとなる。私が木から一本の小枝を折り取ったとしたら、外界での出来事の経過を全く変えてしまう何かが、私の精神によって惹き起こされたことになる。もし... Theosophie